専業主婦として、子育てがすべてだった日々
三人の子どもたちを育てながら、私は長い間、専業主婦として子育てが全てでした。
元々銀行員をしていましたが、本当にやりたかった仕事ではなく、子育てに専念することを選びました。元々スポーツをしていた私は、「長男もスポーツができるようになってほしい」と一方的に願い、習わせようと押し付けてしまったこともあります。
でも、長男が突然「学校に行きたくない」と言い出した時、はっと気づかされました。
「しまった、私は何てことをしてしまったんだろう…」
長男の気持ちを無視した押し付けをしていたこと。 スポーツなんてできなくたっていい。内気でコミュニケーションが苦手でもいい。 ありのままの長男でいい。それだけで十分幸せだということに。
花粉症をきっかけに、食との出会い
さらに、長男が小学3年生の頃、花粉症の症状がひどくなりました。 子どもの頃から一生薬を飲まなければならないのか…とショックを受けました。
そんな時、「食べ物で花粉症が改善する」という情報に出会ったのです。
目から鱗でした。 東洋医学をベースにした食育講座を受講し、実践したことで、長男の花粉症は改善し、薬を手放すことができました。
「私たちの心と体は100%食べたものでできている」
この言葉に、深く気づかされました。
食を整えることで、主人の鬱症状も落ち着いていきました。 そして何より、自分自身の心が大きく変わっていったのです。

陰陽五行との出会いが、視点を変えてくれた
食育講座の中で学んだ陰陽五行の考え方は、私の子育て観を大きく変えました。
子ども一人ひとりに宿命があり、生まれ持った資質が違うこと。 自分の子供で身近にいるからこそ、「自立した一人の人間」として見ることができていなかったのです。
自然界では、火・水・木・金・土、それぞれの元素が自立しながら役割を全うして、常にバランスを取りつつ成り立っています。
人もまた、チームワークでバランスを取りながら生きている。 性質の異なる一人ひとりが支え合いながら共存している。
この気づきが、私の中で大きな転換点となりました。

食育インストラクターとして、学びを深めた5年間
「この気づきを、もっと多くのお母さんに伝えたい」
そう思った私は、2019年1月から食べるトレーニングキッズアカデミー協会のインストラクターとして活動を始めました。
5年間にわたる活動の中で、たくさんのお母さんたちと出会いました。
「何を食べさせればいいかわからない」 「子どもの好き嫌いに悩んでいる」 「アレルギーや体調不良をなんとかしたい」
そんな悩みを抱えながらも、子どもの可能性を最大限引き出したいと願う、熱心なお母さんたち。
東洋医学の陰陽五行論を基盤とした、子ども一人ひとりの体質・気質・状態に応じた食材選択。 好奇心・やる気・集中力・精神力・基礎体力という5つのチカラを引き出すアプローチ。
この学びを通じて、私自身も子育てと食に対する理解が深まっていきました。
食が変えてくれた、私の心と人生
以前の私は、「今からじゃ難しいかも」「そもそも時間がない」「もっと子どもが大きくなってから」と、できない理由、やらない理由を先に考えて、なかなか行動に移せませんでした。
そんな私が、発酵カフェ小春日和で働くようになったのは、食を変えたことで心が変わったからです。
なんとなく描いていた夢。 「自分の作ったお料理やスウィーツで、誰かを笑顔にしたい」
その夢に向かって、ほんの一歩行動したことで、ご縁が舞い込んできました。
小春日和では、発酵調理、ゼロ磁場水生花、クスリ絵に囲まれた癒しの空間で、全国各地から足を運んでくださったお客様に喜んでいただきました。
師匠から教えていただいたことを実践していくと、自分にも家族にも嬉しい変化が続出。
食事はもちろん大切だけど、住環境を整えること、さらには作る人の波動(エネルギー)を整えて循環していること、食事はただ栄養を摂るだけではなく、氣=情報をいただいているということ。
これらが、深く腑に落ちていきました。
新しい出会いが、私を導いてくれた
小春日和閉店後、時代の変化に伴って、一人ひとりと深くつながり合えるコミュニティサロンを立ち上げる準備を進める中で、私は運命的な出会いを重ねました。
マコモとの出会い。 古代から日本人とともにあった、浄化の力を持つ発酵食品。
ライアーとの出会い。 432Hzという宇宙や自然と共振する周波数に調律された、心が深くゆるむ楽器。
協生農法との出会い。 野人さんこと、ムーさんから学んだ、生命は肥料ではなく生命のエネルギーによって育まれるという考え方。
これらの出会いを通じて、私の中で一つの確信が生まれました。
人は、食べるものだけでなく、環境すべてから影響を受けている。 心と体は、切り離せないほど深くつながっている。 一人ひとりが本来の自分らしさを発揮できたとき、調和が生まれる。
エネルギーが循環する環境が大事なんだよ、ということを伝えたい。 私自身が体現し、発酵料理を通して気づいてもらい、菌ネットワークとして広げていく。
そんなビジョンが、明確になっていきました。
料理を通して大切にしているもの
振り返ってみると、学生時代に夢中になっていたホッケーと同じだと気づきました。
高校時代、実業団時代、それぞれのチームで全日本チャンピオンまで輝くことができたのは、**「チームワーク」**があってこそです。
どんな時でもみんなで助け合い、時にはぶつかり合いながら切磋琢磨していました。 お互いに足りないところは補い合い、助け合う。 一方通行ではなく双方向への思いやり。
同じ志を持っている仲間といると、居心地が良いし、安心するんです。
私は料理を通して、みなさんと**「つながり」**のあるチームワークを育みたい。 **「愛あるつながり」**を広げたいと思っています。
今の私の夢
全世界のお母さんを、笑顔でご機嫌さんにすること。
お母さんは無意識に愛を与える生き物です。 でも、自分自身が満たされないと、周りの人へ本当の愛を与えることはできません。
だからこそ、お母さんは意識的に自分を満たす必要があると思います。
お母さんは家族の太陽だから。 曇っていたり、雨降り模様だと、家族みんながどんよりしてしまいます。
お母さんが笑顔でご機嫌さんだと、家族みんなが笑顔でご機嫌さんになれる。 そんなご機嫌さんのお母さんを増やすことで、ご機嫌さんの家族が増えていく。
その循環が、愛と調和に溢れた温かい世界を創ることになると、私は信じています。
共感してくれる人が増えていき、仲間と一緒に愛と調和に溢れた世界を創造していく。 それが、私のビジョンです。
気づきの伴走者として
私は「教える人」ではなく、「一緒に歩む人」でありたいと思っています。
完璧な専門家としてではなく、迷いながら学び続ける等身大の母親として。 失敗や迷いを隠さず、それも含めて応援してくれる存在として。
「私もまだまだ学んでる最中だけど、一緒に歩もう」
そんな気づきの伴走者として、あなたのそばにいたいのです。
発酵料理の優しい力、ライアーの心地よい倍音、心地よい環境設定。 これらを通じて、お母さんたちが本来の自分を取り戻し、心から満たされる。
そんなお手伝いができたら、こんなに幸せなことはありません。
まずは、あなたも毎日の食事を見直してみませんか? 私が変わったように、あなたの体と心も絶対変われます。
今からでも大丈夫。いつからだって大丈夫。
少しずつでいいから、始めていきましょう。 まずは初めの一歩を、私がお手伝いします。
私と共に、ご機嫌で豊かな人生を楽しみましょう。